発達障害の大人の特徴は?診断で判明する人が急増

・仕事等においてミスが多い

・人付き合いが苦手でうまくいかない

・遅刻する等時間を守れない

・キレやすい

・片付けが苦手

・やらなければいけない事でも先延ばしにする

 
上記項目で、当てはまるものはありますか?

 
気になるこれは何の項目なのか?それは、
近年になって大人でも急増していると言われる、「発達障害」の特徴です。

 
発達障害はこれまで主に子供の障害として捉えられていましたが
最近では、本人も気づいていなかった発達障害が
大人になって顕在化するケースも増えています。

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発達障害とは?

 
先天的な脳機能の発達に関係した障害です。

 
特徴として、他者とのコミュニケーションや人間関係が苦手な傾向があり
社会的に孤立してしまうことも少なくありません。

 
現在の定義で発達障害を説明すると
「発達障害」は大きく以下の3つに分類されます。

 

広汎性発達障害

 

注意欠陥多動性障害

 

学習障害

 

これら3つそれぞれを具体的に説明します。

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広汎性発達障害とは

 
特徴として、他者との関係を築くコミュニケーション等を司る脳の領域において障害があり
人間関係が苦手であり、感情の起伏が激しいです。

 
自閉症アスペルガー症候群を始め、
その他様々な障害がこの「広汎性発達障害」にあたります。

 
中でも代表的な「自閉症」と「アスペルガー症候群」
に関してのそれぞれの特徴や違いを上げると

 

自閉症

・言葉の発達が遅い

・コミュニケーションに障害がある

・対人関係が苦手で社会性に障害がある

・一定のパターン化した行動を好み、強いこだわりを持つ

 

アスペルガー症候群

・言葉の発達が遅いという事はない

・コミュニケーションに障害がある

・対人関係が苦手で社会性に障害がある

・一定のパターン化した行動を好み、興味や感心が偏る

・言語発達と比較して、行動面等で不器用

 
等の特徴が顕著になります。

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注意欠陥多動性障害とは

 
総じて、

「考えるより先に行動してしまう」

という事が共通して言えますね。

 
不注意や多動・多弁、行動が衝動的である等の特徴があり
通常幼少期、特に7歳よりも以前に症状が現れます。

 
大事な予定や物を忘れやすかったりする事で
周りの人からはあきれられてしまう事も少なくありません。

 

学習障害とは

 
知能の発達に関しては問題はないのですが

聞く、話す、読む、書く、計算、推論などの中で
特定の物の習得が難しい等の事象が発生する障害です。

 
身体的や後天的な環境が原因ではないと考えられています。

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発達障害の大人の特徴とは?

 
発達障害の大人の特徴で多いのは、子供・学生の時点では成績優秀。

なので、マイペースにさほど問題なく過ごしている様に見えます。

 
しかし社会にでると、社内や社外間での
ある意味器用さも求められる様なコミュニケーションが困難な事から
対人関係がうまくいかなくなり、発達障害が顕在化するというケースです。

 
提出物の忘れや整理整頓、感情や生活バランスの調整など
セルフコントロールも難しい事から
職場等では孤立し、うつ病や依存症を併発する事も少なくありません。

 
発達障害の大人の特徴には、前述した「広汎性発達障害」の症状が顕著に現れていると思います。

 

発達障害の大人には一定の傾向がある

 
発達障害の大人は、何かにのめりこみやすい性質を持っており、
ギャンブル、飲酒、喫煙、買い物等の依存症になる事が多いです

 
また、職業で言うとIT関連や教師、学者、医師、芸術家などに多く
発達障害の大人は、いずれも専門性が高い仕事に就いている事が多い傾向にあります。

 

大人の発達障害の診断と支援

 
大人の発達障害の診断のきっかけは、
まず本人や周囲の人が気づき受け入れる事から始まります。

 
発達障害は大人の場合には、薬物療法が極めて有効と言われており
欧米では、発達障害と診断された人の
6割が中枢刺激剤の投与で改善したという論文もあります。

 
また、大人の発達障害者支援センターなどの機関もあり、
これは各都道府県や指定都市で運営されていて
地域の支援ネットワークを構築しつつさまざまな相談に応じる体制ができています。

 
しっかりとした治療や支援を受ける為、
然るべき診断をうける事がまず第一歩であり非常に重要であると言えるでしょう。

 
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