「違法ダウンロード」
何やらまがまがしい響きのこの言葉、なんとなく意味はわかるけど
具体的にどういう定義や罰則があるのか、曖昧な人も多いんじゃないでしょうか?
具体的な内容・定義に関しては後述しますが
2012年の10月に著作権法が改正され、規制が一部厳しくなりました。
内容を知らないと、気づかぬ間に自分のネットでの行動等が
著作権法改正による内容に抵触し、違法行為に当たってしまうかもしれません。
そこで、この著作権法改正に伴う禁止・注意事項をまとめたので
内容を把握して「気づかぬ間に違法行為をしていた」
という最悪の事態を未然に防ぎましょう!
著作権法とは
そもそも著作権法とは何なのか?どういう法律なのか?
これは大体わかっている人が多いかと思うので端的に言うと
無断で利用・配布等する事は犯罪であり、損害賠償を請求されたり刑罰が課される
という様な内容の法律です。
今回は、2012年の10月から、この著作権法が改正されていますよという話題ですね。
著作権法改正の内容とは
2012年10月から施工された、著作権法改正の内容に関してですが
大きく3つに大別できます。
・DVDリッピングの違法化
・「写り込み」の合法化
何だかよくわからない単語が出てきた・・
と思う人もいるかもしれませんが、それぞれをわかりやすく解説していきます(*^^*)
違法ダウンロードへの刑罰付与とは?
「違法ダウンロードへの刑罰付与」は
今回の著作権法改正で一番メインとも言える項目です。
冒頭でも記載した「違法ダウンロード」ですが、ようやくここで書けますw
![](https://guru3me.com/wp-content/themes/refinepro/img/shortcodes/ill-check-w2-l.png)
ネット上に違法に(権利者に無断で)アップロードされた、
本来は有償で販売されている音楽・映像等の作品に関して
それが違法データである事を知っていながらダウンロードする事。
上記の内容です。
つまり、その作品が
CDやDVDとして正規で有料で販売されていたり
公式等のサイトで有料でダウンロード販売されている等を
知ってるんだけど、お金をケチる目的などで、
違法にアップロードされた物を違法データと知りつつダウンロードするとアウトですよ、
という事ですね。
実は、ここまでは2012年10月以前も違法という点では同じだったんです。
じゃあ何が変わったのか?
それは刑罰が付与されるという事です!!
これまでは当然、違法に作品をアップロードした人は刑罰対象でしたが
違法ダウンロードに関しては、違法ですが刑罰対象ではなかったんです。
それが著作権法改正により、有償の商品であれば、
違法ダウンロードをした人へも刑罰が付与される事になっています。
ちなみに刑罰としては、
「2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金。あるいはその両方」
というかなり厳しい内容になっていますね。
ちょっとお金をケチるつもりが、重い刑罰となって自分に返ってきてしまいます。
ただ、補足としてこの刑罰は親告罪となっています。
つまり、著作権者が告訴して初めて成立する罪という事ですね。
DVDリッピングの違法化とは?
DVDリッピングの違法化に関してですが、
そもそもリッピングとは何なのか。
![](https://guru3me.com/wp-content/themes/refinepro/img/shortcodes/ill-check-w2-l.png)
デジタルデータをパソコンに取り込む行為のこと。
ちなみにコピーガード機能がついているものが対象という事で
今回違法となるのは、DVDのみです。
私的な使用の用途であってもDVDのリッピングは違法となっています。
CDにはもとよりコピーガード機能などはほぼついていないので規制の対象外です。
ちなみに、DVDのリッピングは著作権法改正で違法となったのですが
現在のところ刑罰はありません。
ただし、リッピングソフトの開発者には刑罰が課せられます。
「写り込み」の合法化とは?
「写り込み」とは、自分で撮影した写真や動画の中に
何かのキャラクターなんかの他人の著作物が写りこんでしまった場合
それをブログとかに載せると、今までは著作権侵害に問われる恐れがありましたが
この著作権法改正によってそれが合法、つまりOKになりました、という事ですね。
著作権法違反のQ&A
ダウンロードではなくストリーミング再生であればセーフ。
ネット上で公開されてる物ではなく、メールの場合はセーフ。
「有料のDVDがある事」「違法ダウンロードをしている事」
両方の認識があれば刑罰も適応されます。
上記までで、全体的にほぼ著作権法改正の内容を網羅してきましたが
内容は伝わったでしょうか(*^_^*)
最近はインターネットの発達で、より身近により便利に
映像や音楽作品に触れる機会が増えましたが
これら作品を鑑賞できるのは
クリエイター・制作会社・販売会社等、間違いなく作る「人」がいるからです。
ユーザーが正規に作品を購入してこそ、彼らが新しい作品を生み出せるという循環を考えると
やはり違法アップロード・ダウンロードは由々しき問題と言えます。
著作権者の為、そして自分の身を守るためにも、
上記の様な著作権法改正の内容をしっかり把握してネット生活を楽しみたいですね!