再生可能エネルギーとは?固定価格買取制度の課題やしくみ

「再生可能エネルギー」

 

 

この言葉、一度は耳にした事がある人が多いかと思いますが

以前から非常に話題になっていますよね。

 
目的としては

再生可能エネルギー発電によって、CO2等の温室効果ガスを削減し

地球温暖化防止など、地球環境を守る、という目的です。
 

それに加えて、再生可能エネルギーを推進し、

再生可能エネルギー事業者の創出・競争による

経済成長や雇用確保につながる、

という様な主張もありますね。

 
ところで、この

「再生可能エネルギー」について、

内容や制度や課題など、

具体的にどんな物か知ってますか?

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現在のところ、日常に密接している人は少ないと思うので

結構、曖昧だったりする部分もあると思います(^_^;)

 
地球環境に直結する事なので、この機会に

「再生可能エネルギー」に関して、

わかりやすく頭にいれていきましょう!

 

再生可能エネルギーとは

 
まずは再生可能エネルギーとは?というところからですね。
 

これは端的に言うと、

 
太陽光、水力、風力、地熱、

バイオマス(植物や生物の糞等、有機物から作られるエネルギー)

 
など、自然の資源として得られるエネルギーの事ですね。

 
つまり極端に使い過ぎなければ、自然からの供給が多く

再生が可能であるエネルギー、という事です。

 
対極として、有限である、化石燃料が挙げられ

現在の日本では、エネルギーの大部分を化石燃料に頼っていてます。

 

化石燃料とは

石炭・石油・炭素ガスなどの事で、

生物の死骸や枯れた植物などが、数億年単位の長い年月を経て

化石になり、結果それが石油や石炭になった

と考えられている事からこう呼ばれています。

 
化石燃料は、温室効果ガスを排出し

地球環境に悪影響を及ぼしているのが現状です。

 

日本の再生可能エネルギーの現状

 
日本の国内での「エネルギー自給率」という面で見ると

わずか4%にとどまっていて、

これは他の外国と比べると、圧倒的に低い数値で

殆どを外国からの輸入に頼っているといえます。

 
下記が外国とのエネルギー自給率の比較です。

 

▽エネルギー自給率の比較▽

中国   … 95%

アメリカ … 63%

ドイツ  … 27%

フランス … 6%

日本   … 4%

 
さらに、日本のエネルギーの中に占める、

再生可能エネルギーの割合は、僅か1.4%です。

 
本来、日本は火山国であり、地熱の資源量としては

世界でも3位に入る程で、

日照条件や風力なども良い条件のはずなのですが

何故、再生可能エネルギーの割合が1.4%しかないのか??

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それは、ずばり「コストが掛かるから」です!

 
化石燃料や原子力による発電が、

「1kWhあたり発電するのに10円前後」のコストなのに対して

再生可能エネルギーは

「1kWhあたり発電するのに約20円~40円」(特に太陽光が高い)

となっています。
 

これだと再生可能エネルギーで発電するのに

相当なお金が掛かってしまい、市場も活性化しないはずです。

 

再生可能エネルギーの固定価格買取制度 (全量買取制度)

 
上記を見ると、非常に厳しい状況であると言えます。

 
しかし、再生可能エネルギーは環境に優しく

未来を支えてくれる可能性がある選択肢だ、と考えられています。

 
なので、現在ではそんな厳しい状況を緩和させる為に

国から政策がとられています。

 
それは、

「固定価格買取制度 (全量買取制度)」

 
と呼ばれる制度です。
 

どういう内容かというと、

高いコストが掛かって発電した再生可能エネルギーを

一定の期間・一定の価格で、電力会社(東京電力など)

が買い取る事を義務付けた制度で、

再生可能エネルギー事業者に対しての、支援策です。
 

ただ、これだと固定価格買取制度 (全量買取制度)によって

電力会社が苦しくなってしまうので

その分を、国民が電力会社に対して賦課金として払っています。

 
これは大体、月の電気代に100円程度、上乗せされており

2012年の7月から導入されています。

 

 
これによって、再生可能エネルギーでの発電が

コスト面の問題から活性化が滞る、という事を解消しようという目的です。

 
尚、この固定価格買取制度 (全量買取制度)は、

国で「再生可能エネルギー特別措置法」

という物を定めて制定された制度です。

 

再生可能エネルギーの課題

 

この様に、国からの支援策など良い点もありますが、

再生可能エネルギーには課題もあります。

 
「電力供給の不安定さ、少なさ」

といったところで、太陽光に関しては夜や悪天候の日は

圧倒的に供給量が減りますし、風力発電などは

発電場所が限定的にならざるを得ません。

 
また、日本に先立って

再生可能エネルギーの固定価格買取制度 (全量買取制度)

を導入しているドイツなどでは、

電力会社に支払う賦課金が大きくなり

国民の不満から、減額を余儀なくされています。

 
日本でも浸透するにつれ、再生可能エネルギーの課題として

考慮すべきポイントと言えますね。

 
ただ、再生可能エネルギーに関しては、課題もありますが

ソーラーパネル等の著しい進化等もあり、環境から考えると

再生可能エネルギーの普及は必要であると言えます。

 
これらはあくまで、地球環境の事を考えた上での話なので

自分たちで気をつけられる事として、

普段の節電など、基本的なところから取り組み

さらに収益面なども含めて、太陽光発電などに興味感心がある人は

可能な範囲で取り組んでみる等、エコに対する意識を持って

生活していく事が今後も重要ですね。
 



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