「幻覚や幻聴、極端な妄想を抱くこともあり、
100人に1人はかかる可能性がある、精神病」
と言われて、何の事かわかりますか?
これは、「統合失調症」の症状です。
最近では、芸能人なんかも
患っている人も結構いて
統合失調症の治療を行いながら、活動をして
話題になったりしてますよね。
実際、僕の友人でも統合失調症の人がいます。
ただ、冒頭で書いた様な、特筆する様な症状が
出ているわけではないので
接している感じとして
基本的な部分では、病気を患っている様には見えません。
こういう人は、実際に意外と多いのですが
それでもやはり、患っていない人と比べると生活的に
うまくいかない事も当然ある様で、
話していて、それを実感する場面もあります。
そんな、自分たちの身近な病気とも言える
統合失調症の治療に関する事や、
自分や身近な人が統合失調症を患った場合の、
評判の良い病院に関して
などを紹介していきます!
まずは、統合失調症に関して知っていきましょう!
統合失調症とは
統合失調症は、古代ギリシャ時代から
存在が認められている病気であり
2002年以前までは、「精神分裂病」と呼ばれていた病気です。
20世紀に入り、薬の開発などで
統合失調症の治療に関して飛躍的に進歩しましたが
それまでは、日本では「早期性痴呆」として扱われていました。
と言うのも、年齢的には20歳前後での発症例が多く、
45歳以降ではかなり少なくなります。
さらに、本人には病識がない、
つまり、自分が病気であるという認識がない事も特徴です。
統合失調症の症状
統合失調症の症状は、大きく2つに大別できます。
・幻覚(幻視、幻聴、幻臭)
・妄想
・考えがまとまらなくなる等、思考の障害
・激しく興奮する等、感情の大きい起伏
・無関心になり、物事に興味をなくす
・喜怒哀楽など、感情が乏しくなる
・思考能力が低下し、口数・会話が少なくなる
・ぼーっとして過ごす事が多くなり、人との関わりを避ける
上記の様に大別できます。
一般的に、陽性症状が急性期と呼ばれ
病気が活発に進行している状態です。
陽性症状が出始めた時は、
家族や周りの人からみたら、
「おかしい」と一目瞭然でわかりますよね。
ですが、前述の通り、本人に病識はない為
病院に行くよう薦めると、怒り出すなど、
「精神科の病院に行く」、ということに
極端に嫌悪感を抱き、拒絶する事が多いです。
まあ、自分では病気だ、という自覚が全くないので
ある意味当然といえば当然、と考えられますね。
自分は正常なのに、悪意を持った者たちに
隔離施設にいれられ、一生監禁される
という様な感じの妄想を抱き、激しく抵抗する事もあります。
しかし、そこでなあなあで病院に行かずにいると
ますます症状が進行、悪化し
結果的に困るのは本人及び、家族など周りの人
という事になります。
じゃあどうするか、
それは後述します!
逆に、陰性症状の方は
軽度だと、病気を患っていない人との
区別がつきづらいです。
なので、単に
「怠け者」、「ダラダラしている」
と、映ってしまう事も多いので、周囲の人は注意が必要です。
統合失調症の治療(陽性症状)
統合失調症の治療に関してですが
まず病院に行かない事には、始まらないですよね。
特に、他の病気と同様、
統合失調症は、早期からの治療が大きなポイントになります。
前述しましたが、陽性症状が出ていて、
「行きたくない」と言って激しく抵抗する人を
無理に病院に連れて行くのも、至難の業です。
連れて行く側に、男性が2人以上いるのであれば、
車に押し込んで、強引に連れいていく
というのも、できなくはないと思いますが、
できればそれは避けたいですよね。
そこで、その場合の手として、
まあ、頭ごなしに
「病院にいけ」
と言っても、行かない事が多いわけです。
なので、まず事前に、病院やタクシーと口裏を合わせておきます。
そして
「自分が体調悪いから病院に付きそってくれ」
や
「外食をしに行こう」
等と、要は嘘も方便で
病院に連れて行ってしまう、という手です。
できれば、病院の駐車場とかに
スタッフの人が待機してくれる様、頼みます。
第三者が介入している事によって
身内だけの時よりも、受け入れざるを得なくなる
という心理効果もあり、
これで成功した、というケースがあります。
さらに最終手段としては、どちらにしろ
強制的な意味合いを含む事ではありますが
「移送制度」という制度の利用があります。
前もって保健所に依頼をすることで、
保健所が、医師を対象の家に派遣します。
その結果、緊急性の高さが判断された場合、
保健所など行政機関が、患者を病院へ移送します。
陽性症状の場合、病院にさえ行けば
投薬によって、数週間~数ヶ月程の、比較的短期間で
症状は大分治まります。
ただ、この際注意すべきは、
個人の判断で、勝手に薬の量を調整したり
やめては、絶対にいけないという事です!
これが原因で悪化する人が非常に多いです。
薬の服用が難しいのであれば、必ず医師に相談する事が重要です。
統合失調症の治療(陰性症状)
陰性症状の場合は
まず、うつ病と間違えやすい事に注意が必要です。
この2つは治療方が異なり、判断を誤ると
回復の見込みがたたなくなります。
医師でも判断が難しい所なので、
よく診断結果や対処法を聞きましょう。
陰性症状は、薬を服用する、という事に加えて
精神面を落ち着かせ、安定させる事が重要です。
なので、身近な人が心を開いて話をしていく事が
非常に治療としての効果を発揮します。
この際、あまり構いすぎても、
お互いにとって負担になる場合もあるので
程良い距離感を保ちながら、
じっくりと向き合って行くことが大事ですね。
統合失調症の治療で評判の良い病院
統合失調症について、
評判の良い、東京都内の病院(クリニック)を紹介します。
患者の話をよく聞いてくれる、
という評判で、他から移ってくる人も多いです。
よりカウンセリングに力を入れており
安心して気持ちよく受診できると評判です。
薬は最低限で抑える、という方針も人気の要因です。
カウンセリング時間が20分と長く、
他が、5分程で終わってしまう所が多い事を考えると
良心的と言えます。
長く通っている人も多く、
先生の話しやすさなど、評判が高いです。
という事で、統合失調症の治療や症状に関して
一通り説明してきました。
繰り返す様ですが、統合失調症は早期の治療が肝要です。
本人のみでなく、周りの家族の異変に気づいた場合
上記を参考に、病院での早期の診察を検討して下さい。